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投稿 東京・日比谷公園で15周年記念総会開く


 1994年、産経新聞の抗がん闘病記「金つなぎの茶碗」の読者を中心に創設された「がんを明るく前向きに語る・金つなぎの会」(会員数=国内外に1623人)は、来年が会創設15周年。これを記念してさる9月1日、東京の日比谷公園小音楽堂で、ロカビリー歌手・山下敬二郎さんのライブと記念総会を開きました=写真。

 実は16年前、乳がん(1期C)、卵巣がん(3期5か所転移)を病み、余命半年と言われていた私が今年3月、主治医から前がん症状(5段階の3)を告げられ、「来年、元気な自分は無い!」と直感。そのため来年に予定していた記念総会を「自分の元気なうちに」と覚悟を決めて取り掛かったのでした。

  とはいえ、地方発のがん患者会の催しですから、行く先々で「金つなぎ?名張?」「なぜ、東京で?」など、質問責めのスタートで、「私には残された時間がありません。ですから、後に続く病友に『がんを病んでも恐れない、めげない、逃げない、へこたれない精神』を首都圏から全国に情報発信したいのです」と幾度説明したでしょう。

 ところが、6月の再検査で「不思議だ! がん細胞が消えている」と診断され、理由は不明とのこと。「そうか。がんはおできだから治るんだ!」。深い安堵感と納得を覚えました。

  がんは日常の悪しき生活習慣の結果とも言われ、ならば「日常」から「非日常の場(空間と体験)」に心と体を置いて心身のバランスを保ってやれば、生体の免疫力・治癒力が向上するのでは……との仮説から、適当な栄養、運動、音楽、温浴、呼吸法・イメージ療法などを併せた「金つなぎ・非日常療法」を実践。余命告知を跳ね返し、生き延びるがん患者たちのきずなが、また新たな強い患者を次々に生み出す「治癒の連鎖」が広がり、これが患者会活動の大きな役割だと確信しています。
(金つなぎの会代表・広野光子)

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