乳がん検診の大切さ訴える ピンクリボンサポート女性の25人に1人が乳がんに…。乳がんの早期発見、早期治療を呼びかける企画です。

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おしゃべり交流 県がん相談支援センター


 津市桜橋の県がん相談支援センターが、がん患者や家族を対象に毎月第2木曜日に同所で開く「おしゃべりサロン」。乳がん患者の参加者も多く、患者を支援するサポーターも交え気楽に話せる交流の場になっている。

 2009年7月に開かれた同サロンには県内から27人が参加。第1部は全員で、第2部は同じがんを持つ患者が集い会話を弾ませた。鈴鹿市から参加した中野裕子さん(56)は乳がん経験者。「友人たちには自分の体験を話し、乳がん検診を強く勧めています」と身近な人への啓発について語った。

 これまでに参加した人からは「他のがんの人の話が気持ちの支えになった」「同じ悩みを持つ人と話をして前向きになった」など多くの感想が寄せられているという。

 また、サロンにはボランティアとして支援活動をするサポーターらも参加。現在、医師や看護師、心理カウンセラーなど約30人が登録しており、患者の立場で他の患者を支援しようと登録する人もいる。

 サポーターの一人、在宅医療クリニック(伊勢市御薗町)の遠藤太久郎医師(59)は、「医師は病気だけを注視しがち。患者は病気を抱えて生活していることを考えたい。皆が楽しく話せるこのような場はとても大切だと思う」と話していた。

 次回は2009年10月8日(木)午後1時半から。参加は無料。サポーターも募集している。

 また、「がん征圧月間」の9月、同センターでは14日(月)から19日(土)までを「がん相談WEEK」とし、午前9時から午後5時半まで電話やファクスでの相談などを無料で受け付ける。

 問い合わせは同センター、電話 059-223-1616、ファクス 059-253-3551まで。

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