乳がん検診の大切さ訴える ピンクリボンサポート女性の25人に1人が乳がんに…。乳がんの早期発見、早期治療を呼びかける企画です。

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乳がん克服し啓発活動

名張市 清野さん夫妻

 健康表現体操や大正琴のサークル活動を楽しむ名張市赤目町新川の清野千穂子さん(68)。22年前に患った乳がんを克服し、夫の玉男さん(70)と一緒にがん検診を呼び掛ける啓発活動に努めている。

しこり感じて

 子育てや義母の介護、仕事にと目いっぱいの毎日を送っていた清野さんは、46歳の時、左胸にしこりを感じ、知人の勧めで受診。2センチの乳がんが見つかり、奈良県内の病院で左乳房全摘の手術を受けた。根っからの楽天家という清野さんだが、夫からがんと告げられた時には、頭が真っ白になったという。

 3週間の入院生活の後、自宅療養。それまでの食生活を見直し、近所の医師の勧めで玄米菜食に切り替えた。幸いにも転移もなく、体調も良かったことから術後1年で再就職。5年前までパート職員として勤務し、その後、サークル活動を楽しむようになった。

 「妻の発病をきっかけに、がんの啓発活動に関心を持つようになった」という玉男さん。夫妻で「がんを明るく前向きに語る・金つなぎの会」(広野光子代表)に入会。2005年11月には市が開設した「名張市がん・難病相談室 サポーターの会」にもそろって参加し、夫は会長を務める。

 「健診を勧めてくれた知人に感謝している」という千穂子さんは、「乳がんの早期発見のためにも、定期的に検診を」と呼び掛けている。

YOUよっかいち