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設立4年活動の幅広げる 「悩み共有、元気な会に」

婦人科がん患者会「イエローハート」


▲交流会の打ち合わせをする
松井さん(右)と田畑医師=津市羽所町で

 今月、設立4年を迎えた婦人科がん患者会「イエローハート」。隔月に開いていた交流会「おしゃべりルーム」を、5月から毎月の開催に変更する。また、四日市市の患者会「くちなしの会」と連携したり、オブザーバーに三重大学医学部附属病院の田畑務医師を迎えたりと、活動の幅を広げている。
 設立当初、代表の松井志子さん(60)を含め3人だった会員は、現在25人。「悩みを皆で共有し、元気な会にしたい」という設立時の目標通り、会員同士で支え合える会になったという。松井さんは「交流会での情報交換で納得のいく治療法を見つけられたケースもある」と話す。
 松井さん自身、昨年9月に卵巣がんが再発、再手術となったが、病院に駆けつけた会員からの言葉が支えになったという。「『イエローハートに救われた』という手紙ももらい、うれしかった」と松井さん。退院後、直ちにイエローハートの活動を再開した。

患者会の連携

 今年1月には、四日市市で発行しているYOUよっかいちを読んで子宮がん患者会「くちなしの会」発足を知り、代表の伊藤姿さんに連絡。互いの交流会への参加を通じ、両患者会が連携して活動することを決めた。
 5月の交流会には、田畑医師がオブザーバーとして参加する予定。田畑医師は「より良い人生を求め、元気になるための患者会になるよう支援する」という。
 松井さんは「一人で悩まず、交流会にぜひ、参加を」と呼び掛けている。
 「おしゃべりルーム」は、婦人科系がんの患者や家族を対象に、毎月第1日曜日午後1時半から3時半、津市桜橋の県津庁舎で開催。参加無料、申し込み不要。ただし、男性は参加できない場合がある。次回は5月1日(日)。
 問い合わせは県がん相談支援センターTEL059・223・1616まで。

伊賀タウン情報YOU 2016年4月後半(674)号」より

   
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