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「骨の老化」防ぐには

骨密度測定 本紙記者が体験

▲測定器の説明をする東院長(右)

骨密度とは

骨密度とは皆さんは「骨密度」を測ったことがありますか? 昨年初めて測定したことをきっかけに、骨密度の測定方法や骨粗しょう症との関係について調べてみました。(ライター・吉田真美)
 骨密度とは 骨密度とは骨の強さを表す指標のことで、20代をピークに年々低下していきます。検査はX線を使って骨を構成するカルシウムなどのミネラル成分がどのくらいしっかり詰まっているか測定します。
 私が測定した名張市桔梗が丘の東整形外科では、座った状態で左腕を測定器に通し約2分待つだけでした。検査の結果は「若年成人平均値(20歳から44歳の健康な女性の骨密度)を100%として自分が何%か」で示します。80%未満は「要注意」、70%未満は「骨粗しょう症」と診断されます。
 骨粗しょう症とは骨量の減少と骨組織異常の結果、もろくて弱くなり骨折しやすくなる病気です。簡単にいうと骨がスカスカになって折れやすくなる病気です。閉経後の女性に多いそうですが、過度なダイエットや運動不足などの影響で若い女性にも急増、また70代以上では男性も危険性が高いそうです。
 東明彦院長は「骨粗しょう症は、骨折が治ってもまた骨折の連鎖を招くため、病気そのものの治療が大事」と話します。骨密度が低いと診断されたら気をつけたいポイントは3つあります。

3つのポイント

 まずは運動。動かないと骨は劣化します。「歩く」「走る」など適度に負荷をかける運動がいいそうです。そして食べ物。カルシウムを多く含む牛乳、小魚などを取り、その吸収を助けるビタミンDも取る必要があります。最後は薬。飲み薬や注射など一人ひとりに合った治療を受けることが大事です。
 大腿(だいたい)骨の付け根を骨折すると寝たきりになる確率が高いため、普段から筋肉を鍛えバランス感覚を養い、転びにくい体作りをすることも大事です。まずは自分の骨密度を知り、対策を取りましょう。

伊賀タウン情報YOU 2016年2月前半(669)号」より

   
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