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エコー体験や啓発活動

ピンクリボン活動部「オリーブ」


▲オリーブのメンバーと北岡助教(右端)

 診療放射線技師を目指し学んでいる鈴鹿医療科学大学の保健衛生学部放射線技術科学科の学生たち。同学科の女子学生で結成するピンクリボン活動部「OLIVE(オリーブ)」を取材した。
 同学科には500人以上が在籍するが、うち4割近くが女子学生。乳がん検診で行われているマンモグラフィ(乳房X線撮影)やエコー(超音波検査)の受診者は、女性技師を希望する人が多いことから今後の活躍が期待される。
 「オリーブ」は15年前に同学科の北岡ひとみ助教(35)が在学中にサークルとして結成。現在は1年から4年の53人が所属し、さまざまなピンクリボン活動に携わる。
 10月に鈴鹿市であった「健康フェスタ」には4年生の川口菜摘さん、白坂朱梨さん、伊藤佑華さん、浦田萌江さん、2年生の蜂矢怜奈さんと五味梨花さんの6人が参加した。
 来場者に「エコー体験」の実施や、ピンクリボンのマーク入りボールペンを販売し啓発に努めた。売上はピンクリボン運動を展開するNPO法人に募金するそうだ。「幅広い年齢の方と接することができ貴重な経験ができた」と伊藤さん。「乳がん検診を知ってもらうことが早期発見につながる」と浦田さん。
 実習では乳房の付いたジャケットを着て、マンモグラフィのポジショニング練習を重ねる。川口さんは「患者さんに不安を与えないようにしたい」、白坂さんは「言葉を掛け、リラックスしてもらうよう心掛けたい」と技師としての抱負を話す。
 蜂矢さんと五味さんはこれからの活動について「いろいろな方に活動を知ってもらいたい。相手にきちんと伝えられるよう自分たちも勉強します」と話し、北岡助教は「学生のうちから意識を持ってくれることがうれしい。“あなたで良かった”と言ってもらえるような技師になってほしい」と活動をサポートする。
 11月14(土)、15日(日)開催の同大学学園祭でも啓発運動の一環としてピンクリボンマークの入ったボールペンを販売するそうで、来場を呼び掛けている。

伊賀タウン情報YOU 2015年11月前半(663)号」より

   
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