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がん教育、就労相談など安心して暮らせる社会を

モデル事業に取り組む

9月は「がん征圧月間」


▲がん教育講座の様子(提供写真)

 9月は「がん征圧月間」。がんやその予防についての知識を深めるとともに、がんになっても安心して暮らせる社会について考えてみませんか?―  三重県は「がん教育」と「がん患者の就労支援」をモデル事業として取り組んでいる。
 「がん教育」は、2014年度から、がん専門医と連携して県内の小学校での講座を開くなど、がんやがん患者への知識を深めるための教育を進めている。15年度は中学校でも講座を開く予定で、県がん・健康対策班の川口恵子さん(51)は「講座後のアンケートでは『がんのイメージが変わった』『検診が大事と知った』などの他、『不規則な生活はしないようにする』といった予防についての感想も寄せられた」と手応えを感じている。
 また、がん教育の一環として県内43の児童館に国立がんセンター制作の学習漫画「がんのひみつ」も配布している。漫画は「学研キッズネット」のウェブサイト(http://kids.gakken.co.jp/himitsu/089/index.html)でも読むことができる。
 一方、「がん患者の就労支援」として、がんと診断された後、働き続ける上で使える制度や金銭的支援などのアドバイスを受けられる「就労相談」を開いている。同班の池中陽子さん(36)は「仕事を続けながら治療をする患者が増えている。職場だけでなく社会全体で理解を深める必要がある」と語った。
 「就労相談」は、毎月第3火曜午後1時から同4時まで、津市桜橋の県津庁舎で、雇用問題や社会保険の専門家である社会保険労務士が相談を受ける。予約制で、三重県がん相談支援センターへ電話(059・223・1616)で申し込む。 
 問い合わせは県健康福祉部医療対策局健康づくり課TEL059・224・2294へ。

伊賀タウン情報YOU 2015年9月前半(659)号」より

   
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