乳がん検診の大切さ訴える ピンクリボンサポート女性の25人に1人が乳がんに…。乳がんの早期発見、早期治療を呼びかける企画です。

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[余命]来場者600人

来場者600人詰め掛ける
講演会&映画「余命」試写会 伊賀ピンクリボン実行委員会主催

命の尊さを描いた話題の映画「余命」を上映する「伊賀ピンクリボンサポート講演会&映画『余命』試写会」が2009年1月10日(土)、名張市松崎町の市青少年センターで開かれ、約600人の来場があった。


熱心に講演を聞く来場者ら=名張市松崎町で

乳がん検診を呼び掛けるピンクリボンサポート特集を1年前から連載中の伊賀タウン情報YOUが中心になり、伊賀ピンリボン実行委員会(代表・則近優一YOU編集長)を組織。三重乳がん検診ネットワーク、FM三重、名張市、伊賀市、ジストシネマ上野、がんを明るく前向きに語る金つなぎの会などが後援した。

開場を待ち列を作る来場者

正午の開場より早めに来場する人が多く、ピンクリボンへの関心の高さをうかがわせた。午後12時半、FM三重の瀧裕司アナウンサーの司会で開会。則近編集長が今回の催しについて、「『乳がん検診受けた?』と周囲に声を掛ける“一声運動”を始めるきっかけにしてほしい」とあいさつした。

この後、三重乳がん検診ネットワーク代表で三重大医学部附属病院副院長の竹田寛教授が、「マンモグラフィ乳がん検診の重要性と三重乳がん検診ネットワークの活動」をテーマに、プロジェクターを使いながら分かりやすく解説しながら講演。欧米では検診率が高いことから死亡率が低下しているが、日本では検診率の低さから乳がんで亡くなる人が増加の一途であると、検診の重要性を力説。国内初の取り組みとして注目されている三重乳がん検診ネットワークの活動内容についても話した


プロジェクターを使い講演する竹田教授

伊賀市出身の椎名桔平さんが出演していることから市民の関心も高い映画「余命」。同映画は乳がんを再発した外科医が子どもをあきらめ治療に専念するか、がんの進行を早めることになっても子どもを産むか、苦渋の決断を迫られるという感動の人間ドラマ。医者として病を知り尽くした主人公が新しい命に望みを託すというストーリーに、観客席からすすり泣きの声が漏れていた。

夫婦で参加していた名張市つつじが丘南の藤沢利勝さん(67)は「乳がんを患った知人が数人いますが、若い人にも起きる病気だと知った。映画を見て涙が止まらなかった」と感動した様子。また、YOUのピンクリボン特集を関心を持って読んでいるという妻の弘子さん(62)は、「講演を聞いて、近くの医療機関のことがよく分かり勉強になった。娘と一緒に絶対検診を受けたい」と話していた。


セルフチェックの様子

募金額4万1761円
伊賀ピンクリボン実行委員会

乳がんの定期健診の重要性を認識してもらい、家庭や職場を通じてマンモグラフィ&エコーの検診を呼び掛けたいと今回の催しを開きました。乳がんは若いうちから毎年1回、定期検診を受診することにより、早期発見、早期治療で完治します。伊賀地区の乳がん検診率は名張市4.5%、伊賀市8.7%と全国平均(12.9%)に比べ非常に低く、名張市は県内最下位でした。今回の講演と試写会が契機になり、1人でも多くの方々が乳がんを自分のこととして考え、検診に足を運んでくださることを願っています。
当日みなさまからいただいた募金は4万1761円になり、講師の竹田寛教授が代表をしている三重乳がん検診ネットワークに全額寄付しました。ご協力ありがとうございました。
(伊賀ピンクリボン実行委員会代表 則近優一)

協賛スポンサーは以下の通り。
 岡波総合病院、名張近鉄ガス、名賀医師会、伊賀医師会、伊賀薬剤師会、伊賀青年会議所、かつき、メイハン、亀井商事、建築の友、ハイブリッド、福西胃腸科外科、アニエス・ガーデン名張、田中余以徳斎薬局、朝日ファスナー、名張ロータリークラブ、bise、すずらん台歯科医院、寺田病院、武田産婦人科、マルジュ、Nail&Spaさくら、セントラルスポーツセントラルフィットネスクラブ桔梗が丘店、きさらぎ矯正歯科医院、丸栄建設、イーネット、グリーントピア名張、東京海上日動、メナード青山リゾート、上野病院、MUCカレッジ、スポーツマツヤマ、パーム・ド・夢、わかば共栄保険、薬局ヘルスショップとしみ (順不同)

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