乳がん検診の大切さ訴える ピンクリボンサポート女性の25人に1人が乳がんに…。乳がんの早期発見、早期治療を呼びかける企画です。

ピンクリボンサポートトップ  > 投稿 熊野の浜辺で鑑賞鎮魂の花火

投稿 熊野の浜辺で鑑賞鎮魂の花火

自助努力・身の丈サイズで20年


▲20周年記念事業「熊野大花火協賛
鎮魂・安寧祈念の海花火」会場で
(提供写真)

 さる8月18日、紀州熊野の夜空に、264発の優雅で華麗な花火が上がりました。施主は、がんを明るく前向きに語る・金つなぎの会。「会創設20周年記念『逝者鎮魂・生者安寧』祈念の海花火」と銘打ち、5年間で募った全国の病友からの寄金約230万円を、熊野市の和田煙火店(和田憲明社長)と名張花火でおなじみの脇坂火薬(脇坂晃治社長)に託した見事な花火芸術を、約50人が浜辺で鑑賞しました。
 金つなぎの会は1995年、JR大阪駅コンコースに、当時連載中だった私の新聞コラム『がん闘病記 きっと良くなる・必ず良くなる』の読者・病友24人が集まり、それぞれの体験を話し合い、悔しさと悲しさを共有したことから、設立に至りました。会はマスコミ各社の紹介を得、短期間で国内外に1623人を数えるまでに広がりました。当初から明文化された「五つの理念(病者の哲学)」を掲げて、自助努力・身の丈サイズの患者会活動を続け、明るく強く前向きに生きる患者会を目指してきました。
 会の名前は、古来ヒビ割れた骨董茶碗を金で継いだという金継ぎ茶碗に由来し、1期の乳がんと3期5か所転移の卵巣がんを病み、胸と腹部に大きな傷を負った私が、自らをそれになぞらえた造語です。

 がんは日常の生活習慣が大きな発症要因といわれます。それならば、再発・転移の不安にさいなまれる予後の身を、ひととき「非日常の場(空間と体験)」に移して心身のバランスを保ってやれば、生体の治癒力・免疫力を上げ、転移・再発を防げるのではないか? この命題の実践を「非日常療法」と名付け、国内外への旅を始め、気功練成会、勉強会、食事会の開催など、多彩な実践活動を続ける中で、治癒・延命の結果を多ってやれば、生体の治癒力・免疫力を上げ、転移・再発を防げるのではないか? この命題の実践を「非日常療法」と名付け、国内外への旅を始め、気功練成会、勉強会、食事会の開催など、多彩な実践活動を続ける中で、治癒・延命の結果を多数みてきました。
 今や2人に1人ががんにかかり、年間死亡者の3人に1人はがんで死ぬ時代、金つなぎの会は、今後も負けない闘病を心に誓っています。(がんを明るく前向きに語る・金つなぎの会代表、広野光子)

伊賀タウン情報YOU 2015年9月前半(659)号」より

   
YOUよっかいち