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食で治療を応援

乳がん体験者の声集めたレシピ本も紹介
「生きる基本は食べること」


▲レシピ本を手にする岩田さん

6月22日 三重大病院で公開講座

 食を通して治療を応援します―。5月に新外来棟をオープンさせた三重大学医学部附属病院(津市江戸橋)が、治療中や術後の人の「食」に関わる取り組みを進めている。乳がんに関しては6月22日(月)午前10時から、栄養指導などをする調理室「グルメディカルスタジオ」での公開講座、「乳がんの方のためのグルメディカル教室」を開く。
 講座では、料理研究家の村岡奈弥さんによる調理実演や実習、食事会、乳がんについての講義などを予定。実習では、NPO法人キャンサーリボンズ(東京都中央区)が先月発行した書籍「乳がんの人のための日常レシピ」からのレシピを紹介する。
 同書には、乳がん体験者からのアンケートを基に村岡さんが作製した60のレシピを収録。医療と食の専門家11人もそれぞれの立場で最新の情報を書き下ろしている。
 同病院長顧問管理栄養士の岩田加壽子さんも執筆者の一人だ。「食べることは生きるための基本。でも、難しく考える必要はありません。自分で出来る範囲でどのように工夫すればいいかを提案しました」と岩田さん。講座でも、治療中の体に配慮し、簡単に作れる料理を紹介するという。「何もしたくないような時に使える『手抜き』の裏技なども教えます。食に不安を抱えている人はぜひ参加してみてください」と呼び掛けている。
 希望者は、同病院栄養指導管理室へ電話で申し込む。参加費は1620円で、当日会場で支払う。完全予約制。定員は20人で、定員になり次第締め切る。なお、7月2日(木)に第2回目の公開講座を予定している。
 申し込み、問い合わせは同室TEL059・231・5496まで。

伊賀タウン情報YOU 2015年6月前半(653)号」より

   
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