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県内で34人合格

ピンクリボンアドバイザー認定試験


▲認定証を手にする小倉さん

 NPO法人乳房健康研究会(東京都中央区)はこのほど、昨年12月に実施した「第3回ピンクリボンアドバイザー認定試験」の結果を発表した。今回、初級認定者は全国で1289人、うち三重県は19人、中級認定者は全国で835人、うち三重県は15人だった。
 同試験は、正しい知識を持って乳がん検診などを促すピンクリボンアドバイザーを認定するもので、乳がん検診や治療、ピンクリボン運動などについて公式テキストから出題される。初級認定者のみ受験資格が与えられる中級試験は今回が初めて。
 中級合格率は、76・6%で、第3回の初級合格率88%に比べ低かった。初級では基本的な知識が問われるが、中級では乳がんについてだけでなく、職場や地域での啓発などより深い知識が必要となる。そのため、中級合格者のうち医療関係者は約6割で、初級合格者の約4割よりも高かった。
 三重大学医学部附属病院診療放射線技師の小倉真由美さん(49)も、昨年初級認定を受け、更に知識を深めようと中級受験を決め、認定を受けた一人だ。
 仕事柄、乳がんについてよく質問を受けるが、「専門外のことも多い」という。今回、アドバイザーとしての接し方などを含め幅広く学んだので、「正確な情報を客観的に伝えられるようになった」と話す。
 小倉さんは、「乳がんにかかる人が増えているからこそアドバイザーも多いほうがいい。誰もが受験できるので周囲にも勧めようと思う。今後も検診の重要性を伝えていきたい」と意欲を示していた。
 第4回ピンクリボンアドバイザー認定試験は、今年12月の予定。
 問い合わせは同会事務局TEL03・5565・3650まで。

伊賀タウン情報YOU 2015年3月前半(647)号」より

   
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