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受診率向上へ、進む仕組み作り

協会けんぽと市町が連携


▲取り組みについて語る
長谷川さん=津市栄町で

「受診しやすさ」に応える

 中小企業の会社員らが入る全国健康保険協会(協会けんぽ)の三重支部、県健康福祉部医療対策局健康づくり課、三重乳がん検診ネットワークが、同協会健康保険の被扶養者が受ける特定健康診査(特定健診)と同時に市町のがん検診を受診するシステムづくりを進めている。前年度に名張市と玉城町で実施した際には、初受診者の割合が多かったことから、更に対象の市町を広げていく予定だ。

 生活習慣病を予防する特定健診を行う協会けんぽと、がん検診を行う市町が連携することで、受診率向上を目指すのが狙い。
 今年1月、名張市役所であった「がん検診・特定健診同時実施」には、同市在住の同協会健康保険被扶養者235人が受診。同時に行ったアンケート調査によると、受診者の96%が女性で、初めて受診したと答えた人は、市のがん検診が50%、特定健診が63%と高い割合を占めた。同時検診への希望については、95%が「希望する」と回答。受診しやすいシステムを求める声が多かったという。
 同支部保健グループ長の長谷川早苗さん(59)は「今後も受診率向上のために知恵を絞っていきたい。未受診の人への通知などは、一定の効果を上げているので続ける。更に、肌年齢や骨密度チェックなどのオプションも考えている」と語った。
 今年度の実施については、4月中旬に同協会が個人宛に通知した受診券を参照の上、申し込む。
 問い合わせは同協会三重支部TEL059・225・3315まで。
 なお、名張市では、同市国民健康保険加入者向けにも特定健康診査とがん検診同時受診できる日を設定している。市が6月末に対象者宛てに通知した受診券に同封された「集団検診のお知らせ」を参照し、申し込む。
 問い合わせは、同市保険年金室TEL63・7445まで。

伊賀タウン情報YOU 2014年7月前半(631)号」より

   
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