ヨガやウィッグ試着会、本の貸し出しも
がん患者と家族への情報提供や交流の場として三重大学医学部附属病院(津市江戸橋)内に設けられた「リボンズハウス」が、来年1月に4年目を迎える。相談会や交流会なども充実し、常駐のスタッフにも気軽に話が出来ると好評だ。
専門家も参加
リボンズハウスでは、「がん患者の治療と生活をつなぐ」ための取り組みを展開。相談会は、同病院がんセンター緩和ケアチーム所属の薬剤師、がん看護専門看護師、緩和ケア医師、栄養士、医療ソーシャルワーカーらが参加。専門家としての情報を提供している。
また、患者同士が日頃の思いを語る交流会や患者向けの勉強会の開催、更にはリラックスヨガやアロマハンドトリートメント、ウィッグ試着会なども開き、治療中でも快適に過ごせるよう、さまざまなサポートをしている。
昨年8月には県立図書館と連携し約300冊の本を設置して、患者や家族に貸し出せるようにした。
がん看護専門看護師の中村喜美子さんは、「リボンズハウスを利用される方々が元気になられる姿を見るのが何よりうれしい」と話していた。
相談会などへの参加は申し込みが必要。
問い合わせ、申し込みは、同病院内リボンズハウスTEL059・232・1111まで。
「伊賀タウン情報YOU 2013年12月後半(618)号」より