武田美保さんからメッセージ

　ピンクリボン月間にちなみ、鈴木英敬三重県知事の妻で、元シンクロ五輪のメダリスト武田美保さんからメッセージをもらった。現在、1歳の長男を子育て中。

　数か月前、米俳優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、「将来の乳がんリスクが高い」と言う理由で、今はまだ健康な乳房の切除・再建手術を行ったことが話題になりました。文化の違いもあるので、このニュースが配信された時には、世界的にもセンセーショナルな事案として物議を醸したことは、皆さんのご記憶にも新しいと思います。
　一人の女性として、5人の子どもたちを守る責任がある母として、あるいは公人として、率先して行動を取った彼女のこの決断に、少なくとも私たち日本女性も心揺さぶられ、考える機会を与えられたと思います。
　乳がんは早期発見が鍵だというのは皆さんもご存じの通り。発見が早ければ、手術の手法も以前と比較にならないくらい、技術が進んでいると聞きます。マンモグラフィを定期的に受け、ぜひ自分を大切に守って頂きたいと願うと同時に、家族や友人、仲間を悲しませないためにも、このピンクリボンの活動の輪が広がっていくことを願っています。
　私も皆さんとともに行動に移していきたいと思っています。

「伊賀タウン情報YOU 2013年9月後半（612）号」より