がん患者支える

　がん患者や家族を支援するサポーターの研修会がこのほど、津市桜橋の県津庁舎で開かれた。三重県がん相談支援センターの主催で県内各地から集まった33人のサポーターたちが、がんや活動内容を学び、意見交換などをした。同センターでは新たにサポーターとして活動できる人も募っている。
　同センターでは、がん体験者や家族、その支援者たちがサポーターとなり患者同士の交流会や勉強会の運営、広報活動などを進めている。今回の研修会は、支援活動での知識や技術習得が目的。情報の収集方法、医療費や年金について、更には患者とのコミュニケーション方法について学んだ。ワークショップでは、グループに分かれて、サポーターが主体となって支援できるプランなどを話し合った。
　出席していた、伊賀市上野桑町にある岡波総合病院のがん看護専門看護師の中滉子さん（46）は「伊賀サロンを奇数月の第1木曜日に伊賀市保健センターで開いています」と交流会について話し、「地域で患者さんを支える活動に協力いただける方は、ぜひサポーター登録を」と呼び掛けていた。
　次回のサポーター研修会は、12月15日（日）午前9時半から午後4時半まで、津市一身田上津部田の県生涯学習センターで。
　問い合わせは、同センターTEL：059・253・3550まで。

「伊賀タウン情報YOU 2013年7月後半（608）号」より