乳がん検診の大切さ訴える ピンクリボンサポート女性の25人に1人が乳がんに…。乳がんの早期発見、早期治療を呼びかける企画です。

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増える消化器系がん

検診で早期発見

 〒…今年7年目を迎える「名張市がん・難病相談室」には、毎月のように相談が寄せられ、内容のうち一番多いのは乳がん患者さんからの相談、次いで胃や腸などの消化器系がん、すい臓がん、肺がん……と続きます。
 相談にはまず、傾聴(耳を傾け内容を整理して聞かせていただく)し、インターネットで国立がん研究センターや各大学病院の専門外来の情報などを一緒に調べ、納得していただき、ご自分で結論を出してもらいます。
 今年2月の相談者A子さんは、65歳の主婦。
 軽い気持ちで受けた市の検診で「要精密検査」と言われ、受診した大学病院で「異状は認められず」の結果をもらったのに、その後、「病変が見つかりました。入院して乳房切除手術を」と連絡があり、あれよあれよという間に、マンモトーム生検、MRI検査、手術と進み、結果、散らばったがんを切除。
 その間の医師の説明が不十分なことを相談に来られたA子さんでしたが、今は「検診で早期に発見。もらったこの命で誰かのお役に立ちたい」と喜びつつ、がん検診の大切さを訴えておられます。
 どんながんも難病も早期発見・早期治療こそが治る近道です。
 まずはがん検診の積極的な受診、相談窓口の活用などで、がんを水際で防ぎましょう。

名張で学ぶ

 今年第3回を迎える「名張で学ぶがん医療」は、「大腸がんのお話」と題して、6月27日(水)午後2時から4時まで、名張市市民活動支援センター2階会議室で開催します。
 近年増加している大腸がんについて、名張市立病院副院長で外科部長の山村剛司さんに分かりやすく講演いただきます。
 質疑応答もありますので、誘い合わせてご参加を。参加無料、定員は先着70人(事前申し込み制)。

 申し込み、問い合わせは広野電話63・7674まで。(名張市がん・難病相談室専任相談員、広野光子)

伊賀タウン情報YOU 2012年6月後半(582)号」より

   
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