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メディカルラリー 名張市チームが2度目の優勝

171011_2_2.jpg 災害現場での活動を想定した応急救護技術を競うコンテスト「三重大学病院メディカルラリー2017」がこのほどあり、名張市立病院の医師と看護師、市消防本部の救急救命士でつくるチーム「NABARI E.M.S Team Shin~心~」が優勝した。同チームの優勝は一昨年に続き2度目。10月11日、同市の亀井利克市長に結果を報告した。 【表彰状を手に優勝を喜ぶメディカルラリーの出場者たち=名張市鴻之台で】

 メディカルラリーは、6人1チームで臨み、災害現場や事故現場など、想定されるシナリオごとに模擬の傷病者を診察し、処置の正確さや判断の速さなどを評価し、順位を競うもの。2015年から毎年開催しており、今年は9月9日、同大学病院敷地内を会場に開かれ、県内外の20チームが出場した。

 同市のメンバーは、医師の近藤誠吾さん(34)、二本松綾乃さん(26)、看護師の子幡真奈美さん(41)、中井祐樹さん(33)、救急救命士の田邊貴行さん(35)、三河内伸一郎さん(33)。18チーム中9位だった昨年の「リベンジを果たしたい」と、6人中4人が連続出場した。

 今年は5月から毎週1、2回、名張消防本部などに集まり、昨年の課題だった役割の分担や技術向上に取り組み、当日はシナリオ9つ中5つで1位を獲得し、総合優勝を勝ち取った。【メディカルラリー当日の様子(名張市提供)】

 訪れた6人を亀井市長は「2回目やなあ、すごいな」と笑顔で出迎え、「技術力の高いドクター、看護師、救急救命士がいてくれて、市民も心強いはず」と活躍をねぎらった

 リーダーの三河内さんは「メンバー全員が自分の役割や目的達成を考えて行動できたので良かった」と振り返り、近藤さんは「コンテストはあくまでシミュレーション。これが本当の医療で活用できるよう質を保っていきたい」と話した。

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