【三重県警名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】

 三重県警名張署は7月1日、名張市内で特殊詐欺が発生し、一人暮らしの80代無職女性がうその電話で現金1220万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。

 発表によると、被害女性は6月10日に市内の金融機関で12万円を指定口座に入金し、翌11日に近鉄桔梗が丘駅北方の歩道橋上で700万円を男に手渡した後、6月29日にも金融機関で8万円を入金、歩道橋上で500万円を女に手渡し、だまし取られた。

 犯人グループから、最初に女性宅に電話があったのは6月初旬ごろ。警察本部防犯課を名乗る男の声で「詐欺グループを捕まえた。押収した名簿にあなたの名前があり、名前を変更するのにボランティア団体を紹介する」などといわれ、その後紹介された男や名義貸し行為を指摘する男、監督官庁を名乗る男の計4人から連絡があり、司法書士の手数料や助けるための費用などの名目で負担を迫り、信じ込ませたという。

 犯人グループと連絡がとれなくなったため、7月1日に女性が警察に相談し、被害が発覚した。同署管内では今年1月以降、特殊詐欺が今回を含め計4件発生。被害総額は計約1330万円に上る。

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