【三重県庁=津市広明町】

 三重県は7月1日、伊賀市12人、名張市6人など県内で248人(四日市市発表分62人含む)が新型コロナウイルスに感染したと発表し、介護老人福祉施設に入所する90代女性が死亡したと発表した。6月30日までに9人の感染が確認されていた県内の医療機関は、178例目のクラスター(感染者集団)に認定された。県内の感染者は延べ8万7575人、死者は310人となった。

 発表によると、感染者の市町別内訳は、四日市市61人、津市60人、鈴鹿市24人、伊勢市21人、伊賀・桑名市各12人、志摩市11人、松阪市9人、名張市6人、亀山市、菰野町各4人、いなべ・鳥羽・熊野市、県外各3人、多気・木曽岬町各2人、玉城・川越・大紀・度会・東員・南伊勢・明和町、非公表各1人。

 県内の入院患者は前日比5人増の77人、うち重症者は変わらず1人で、病床使用率は22・2%、重症者用は2・2%。自宅療養者は前日から83人増えて1565人となった。

 クラスターが発生した県内の医療機関では、職員2人と入院患者7人が感染。検査対象者113人のうち、残りの104人は陰性が確認されている。

 伊賀市の新規感染者は、10歳未満2人、10代2人、30代4人、40代2人、60代2人。名張市は10代2人、30代2人、50代1人、60代1人だった。

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