【三重県庁=津市広明町】

 三重県は6月29日、伊賀市9人、名張市3人など県内で283人(四日市市発表分50人含む)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の特別養護老人ホームでは38人の感染が確認され、177例目のクラスター(感染者集団)に認定された。感染者は延べ8万7069人となった。

 発表によると、感染者の市町別内訳は、桑名市54人、四日市市48人、津市35人、伊勢市34人、松阪市23人、鈴鹿市21人、志摩市18人、伊賀市9人、亀山・鳥羽市が各6人、いなべ市と川越町が各5人、菰野町4人、名張市3人、熊野市と東員・多気町、県外が各2人、木曽岬・明和・玉城・紀宝町が各1人。

 県内の入院患者は前日から2人減の62人、重症者は変わらず1人で、病床使用率は17・9%、重症者用は2・2%。自宅療養者は前日から119人増の1387人となった。

 クラスターが発生した特老ホームでは、対象者約105人(入所者45人、職員約60人)のうち38人(同25人、13人)が検査で陽性と確認された。対象者の検査はおおむね終了しているという。

 伊賀市の新規感染者は、10歳未満3人、10代1人、30代1人、60代3人、80代1人。名張市は、10代1人、40代1人、50代1人だった。

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