【強い日差しが降り注ぐ市役所前の観阿弥像=名張市鴻之台1で(6月29日午前10時ごろ撮影)】

 環境省と気象庁は6月29日、三重など21府県に「熱中症警戒アラート」を発令した。熱中症になる危険性が極めて高い気象条件になることが予想されるため、県・市などでは、外出はなるべく避け、室内をエアコンで涼しい環境にして過ごすなど、予防と警戒を呼び掛けている。

 アラートの運用は今年から始まったもので、三重県への発令は初。予想最高気温に基づく「高温注意情報」とは異なり、気温や湿度、日射量などから算出する「暑さ指数」が一定値を超えることが予測される場合、前日午後5時ごろか当日午前5時ごろにおおむね都道府県単位で発令される。

搬送件数 6月中旬から増加

 伊賀・名張両市の消防本部によると、今年5月から6月28日までに熱中症で救急搬送した件数は伊賀24件、名張17件で、いずれも6月中旬から件数が増えているという。

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