【7月の川柳ケーキを手にする牧本さん(左)と同店スタッフ(提供写真)】

 三重県名張市東田原の洋菓子店・モンパクトルは、寄せられた川柳をもとにケーキを創作する「川柳ケーキ」の企画を毎月実施している。7月1日から31日まで販売するケーキは、市立桔梗が丘中3年の牧本愛姫さんが考えた「夏の夜 夜空にひかる おほしさま」の句をもとに作られた。

 企画は昨年8月、スタッフの感性や技術を磨こうと、大石成子社長の発案でスタート。店内に専用の投句箱が設置されており、寄せられた句の中から同店が毎月1句を選び、イメージに沿うようにパティシエが考案している。

2022年7月の川柳ケーキ(同)

 7月は約40句の中から選出。牧本さんは、2月に同店のスタッフがリモート授業をしたのがきっかけで、応募していた。ケーキは、夏の夜空を青いクリーム、星をチョコレート、天の川をきらめくアラザンで表現。中はバナナとキウイ、黄桃のフルーツサンドになっている。

 要予約での販売で、7月はサイズが直径約15センチ、価格が4104円(税込)。8月からはカットケーキの販売も計画しているという。

 川柳は随時募集しており、選ばれた句の作者には完成したケーキを店がプレゼントしている。もとになる句は、販売月の2から3か月前に決めている。同店の担当者は「川柳ケーキで季節を感じて頂けたら。川柳もたくさん寄せてほしい」と話している。

 問い合わせは同店(0120・48・6636)へ。

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