【来場を呼び掛ける浅井さん=伊賀市で】

着付け教室開く浅井さん「応援する気持ちを」

 ロシアによる侵攻が続くウクライナへの関心を高めてもらおうと、三重県伊賀市上野愛宕町の自宅で着付け教室を開く浅井佐代子さん(64)による「ウクライナに一日も早い平和を祈る帯結び展」が、同市上野恵美須町の百五銀行上野支店で5月31日まで開かれている。観覧自由。

 茶道や生け花など、幅広く取り組んできた習い事の一つとして、約40年前に着付けを始めた。結婚式や地域の祭りで着付けの依頼を受けるうち、自身の技術向上も兼ね、「多くの人に作品を見てもらいたい」と、10年ほど前から市内で帯結び展を開いてきた。

 会場では、侵攻前に家族が現地で撮影した町並みの写真とともに、ウクライナの国花ヒマワリをイメージした作品など13点が並ぶ。色はウクライナ国旗の青や黄を使用。ヒマワリの中央には結んだ飾りひもや帯締めを使い、4メートルを超す帯のひだで花びらを表現した。またヒマワリの造花やキーホルダーをあしらった作品もある。

 浅井さんは「作品を見た人が、ウクライナを応援する気持ちを少しでも感じてもらえれば」と思いを語った。

 展示は平日の午前9時から午後3時まで。

2022年5月14日付819号11面から

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