【名張市長選に立候補した森脇氏(左)と北川氏】

 任期満了に伴う三重県名張市長選と自主解散で同日選となった市議選(定数18)が4月10日、告示された。市長選の立候補者は届け出順に、前市議の森脇和徳氏(48)と前県議の北川裕之氏(63)の無所属の新人2氏。それぞれ出陣式を行い、1週間の選挙戦がスタートした。

森脇氏

 森脇氏は午前9時30分ごろ、名張産業振興センターアスピア(南町)で出陣式に臨み、集まった大勢の人たちを前に「若い民間の発想、考え方で、市政を前に推し進めたい。名張の新しい扉をこじ開けたい」と力を込めた。

 「名張を選ばれるまちにしていかなければならない」と強調し、中学校給食実現や学校トイレ洋式化を進めることなどを掲げた他、地域医療や消防、ごみ処理体制に触れ「しっかりと伊賀市との連携を図っていかなければ」と述べた。アスピアを後にすると、名張駅前へと向かった。

北川氏

 北川氏は同8時40分ごろ、市役所市民広場前で出陣式を開き、集まった大勢の人たちを前に「人口が減少していく、財政が厳しいと、何となく下を向いてしまうような名張ではなく、青空のようにさわやかでわくわくするような、魅力あるまちづくりを市民の皆さんと一緒にやっていきたい」と述べた。

 子どもから高齢者まで安心して生き生きと暮らせるまちづくりのため、新たな産業基盤づくりに取り組むと強調。「退路を断って、自分の政治生命、生きざま全てをかけて戦い抜く」と力を込めた。

市議選 定数18に前職と新人の計19人立候補

 市議選の立候補者は、前職16人と新人3人の計19人(男性14人、女性5人)。党派別では、公明党4人、自由民主党3人、日本共産党2人、日本維新の会1人で、他は無所属。

 投開票は17日。投票所は32か所で、投票時間は午前7時から午後8時まで。開票作業はマツヤマSSKアリーナ(夏見)で同9時20分開始。

 期日前投票は、市役所1階大会議室で11日から16日までの午前8時30分から午後8時まで。

 市選挙管理委員会によると、同市の選挙人名簿登録者数は9日時点で男性3万1086人、女性3万3826人の計6万4912人。

 立候補者の顔ぶれは特設ページへ。

【特設】2022年名張市長選挙(https://www.iga-younet.co.jp/election2022ns/)

【特設】2022年名張市議会議員選挙(https://www.iga-younet.co.jp/election2022ng/)

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