【忍者文字が記された巻物型の感謝状を広げる市職員=名張市役所で】

 三重県名張市は1月31日、「ふるさと納税」で同市に500万円を寄付した衣料品通販大手「ZOZO」の創業者で実業家の前澤友作さんに、伊賀忍者をイメージした手作りの巻物型感謝状を贈呈すると発表した。

巻物型感謝状を手にする市職員=同

 巻物型感謝状は表紙に和柄が施され、展開時の大きさは縦約22センチ、横約250センチ。文面は忍者文字と現代語の併記で「ご厚意に対し深く感謝の意を表します」などと記されている。後半部分には、市がインスタグラム上で開催しているフォトコンテスト「#名張感動」の受賞作品や移住定住ポスターの写真計7枚が連なっている。

 市総合企画政策室の担当者は「ご厚意への感謝の思いと、寄付で終わりではなく少しでも名張に興味を抱いてほしいという思いから作った。いつか名張にも足を運んで頂けたら」と話した。感謝状は同日中に郵送するという。

 前澤さんは昨年10月、公式ツイッターで自治体向けに寄付先を募り、同市が応募したところ、12月に寄付があったが、返礼品の受け取りは辞退していた。前澤さんは伊賀・名張両市を含む全国の87自治体に観光振興目的で500万円から3000万円を寄付したと報告していた。

- Advertisement -