【三重県庁=津市広明町】

 三重県は1月25日、名張市55人と伊賀市20人を含む県内382人(四日市市発表分61人含む)の新型コロナウイルス感染が確認され、入院していた90代男性1人が死亡したと発表した。県内の感染者は延べ1万8808人、死者は169人となった。

 発表によると、感染者の居住地別内訳は、津市70人、四日市市59人、名張市55人、桑名市44人、鈴鹿市29人、伊勢市24人、伊賀市20人、松阪市18人、いなべ市13人、志摩市8人、菰野町7人、紀北・川越・多気・東員・木曽岬町4人、明和町3人、亀山・熊野市と朝日町が2人、鳥羽・尾鷲市1人、県外4人。63人が無症状だった。

 入院患者は前日から6人減の147人で、病床使用率は31・5%。重症者は1人増の1人だが、この日発表された感染者のうち1人に持病があり、新型コロナウイルスの症状は重症ではないものの重症者用病床を使用したためだという。

 名張市では、10歳未満19人、10代13人、20代5人、30代2人、40代6人、50代1人、60代2人が感染。21日に陽性が確認された未就学の男児の接触者調査では、接触者として特定された同じ幼稚園の子どもや教諭計7人の陽性が判明した。県は感染が広がった経路を詳しく調べている。同市ではこの他、2人が県外事例として発表。1日あたりの同市内の感染者数は過去最多となっている。

 伊賀市では、10歳未満4人、10代5人、20代2人、30代4人、40代1人、50代1人、70代3人が感染した。

 クラスター(感染者集団)が発生した県内の特別養護老人ホームでは、利用者の80代女性1人が新たに陽性になった。このクラスターでの感染者数は計11人となった。

※1月25日午後5時24分追記

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