【三重県庁=津市広明町】

 三重県は1月18日、名張市13人、伊賀市12人など県内で222人(四日市市発表分43人含む)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の学校寮では高校生・大学生計24人の感染が判明し、県内118例目のクラスター(感染者集団)に認定された。県内の感染者は延べ1万6301人となった。

 発表によると、感染者の市町別内訳は、鈴鹿市44人、四日市市43人、津市32人、伊勢市25人、桑名市18人、名張市13人、伊賀市12人、いなべ市8人、松阪市と菰野町が各4人、東員・明和町が各3人、亀山・熊野市と川越・朝日町が各2人、尾鷲市と多気・玉城・大台町、非公表が各1人。県内の入院患者は前日から12人増えて107人で、重症者はゼロ。病床使用率は23・4%。入院患者が100人を上回るのは、昨年9月28日以来112日ぶり。

 17日までに高校生・大学生計13人の感染が確認されていた県内の学校寮では、18日に新たに11人の感染が判明。職員5人を含む対象者86人の検査が進められており、15人は既に陰性が確認されている。この大学では17日からオンライン授業に、高校は17、18日を休校としている。

 名張市では、いずれも県外へ通う中学生1人と学生3人、公務員の50代女性の他、医療関係従事者の40代女性ら10歳未満から60代まで13人が感染。伊賀市では、未就学児2人、公務員の30代男性、介護施設職員の60代女性ら、10歳未満から70代まで12人の感染が判明した。40代女性、60代女性の職場(いずれも県内)関係の接触者は調査中。

※1月18日午後5時11分追記

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