【作品を紹介する出展者ら】

 それぞれの感性が織り成す「美」を楽しんでー。三重県の伊賀地域出身・在住の作家10人による絵画、陶芸、彫刻などの作品展「第8回NH展」が12月3日から8日まで名張市新田の「堤側庵ギャラリー」で開かれる。入場無料。

 「N」は穏やかな存在の窒素、「H」は爆発的エネルギーを持つ水素を表す。さまざまな分野の芸術が融合することで「楽しく、力強い、宇宙の美」をつくり出すのがコンセプトだ。出展者は浅名佳子さん、上田真澄さん、惠村正大さん、長船侍夢さん、小阪のり子さん、小牧昭夫さん、小牧郁子さん、寺元篤さん、林田さなえさん、向井一雄さん(五十音順)。

 0号から100号までの、どこか懐かしい風景を描いた絵画や、本物そっくりの木彫りのタイルと蛇口など、計50点ほどを展示する。時間は午前11時から午後6時(最終日は同4時)まで。今年は新たに、15㌢四方の額縁の中に各自のメッセージを込める小作品企画「Etcetra私の世界」も同時に開催する。

 事務局を務める恵村さんは「伊賀に暮らして伊賀で作品を生み、現代社会へのメッセージをこの地から発信していけたら」と来場を呼び掛けた。

 問い合わせは堤側庵(0595・65・3002)まで。

2021年11月20日付808号21面から

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