四日市市は5月14日、市内の10代から70代までの男女14人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。市内の感染者は延べ879人、県内では同4324人となった。

 発表によると、市外の保育園に勤務する20代女性(保育士)は、5月2日から4日まで友人と県外を訪問。9日には市外で買い物や飲食店の利用があり、6日から8日と10日から12日は出勤。濃厚接触者の同居家族2人以外に、職場関係者の接触者調査が進められている。

 50代女性(派遣社員)は、市内の通所介護施設でのクラスター(感染者集団)で陽性が判明した80代女性の同居家族。濃厚接触者として受けた4月19日の検査は陰性で、その後断続的に症状が現れたものの、5月10日の検査も陰性。12日に受けた3回目の検査で陽性と判定された。

 派遣社員の20代男性は、4月27日から30日と5月10日に出勤し、11日に発症。同居人4人と職場関係者4人が濃厚接触者となっている。仕事の関係で11日に沖縄県から転入してきた20代男性(会社員)も陽性と判明したが、勤務先へは出社しておらず、市内に濃厚接触者はいないとみられる。

 20代男性(会社員)と10代男性(大学生)は友人で、5月上旬に市内の娯楽施設を利用したり、食事をともにしたりしていたが、その後症状が現れ、ともに検査で陽性と判明。20代男性の濃厚接触者は同居家族3人、接触者は職場関係者5人、10代男性の濃厚接触者は同居家族3人。

 同市の5月8日から同14日までの新型コロナ感染者数の状況は、前週比増加率131%、人口10万人当たりの新規陽性者数は30・3人で、国の定める指標では「ステージⅣ(感染爆発段階)」となっている。

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