【境内を彩る大輪のシャクヤク=名張市青蓮寺で】

 三重県名張市青蓮寺の地蔵院青蓮寺(耕野一仁住職)でシャクヤクが大輪の花を咲かせている。赤やピンク、白など約120株、10種類の花が境内を彩っている。5月いっぱい楽しめるという。

 シャクヤクはボタン科の多年草。人の姿や振る舞いの美しさが「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」の言葉で表されるように、シャクヤクは細くすらりとした茎の先に花を咲かせるのが特徴とされている。

 同寺のシャクヤクは、地元住民から譲り受けるなどしたのをきっかけに、約15年前から栽培されている。今年は5月に入り開花が始まり、13日現在では半分ほどの株が花を付けている。

 同寺の耕野久美さん(34)は「元気に咲いていて、今年も見応えがある。『密』にならないよう気を付けてご覧頂けたら」と話す。長女の叶希ちゃん(11か月)は、興味深そうに大きなピンクの花に向かって手を伸ばしていた。

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