三重県は2月13日、50代から80代の男女9人が新型コロナウイルスに感染し、入院していた80代女性1人が死亡したと発表した。県内の感染者数は延べ2379人で、死亡が確認されたのは43人目となった。

 発表によると、津市で感染した4人は、すでに判明している感染者の濃厚接触者と接触者だった。50代団体職員の女性と70代女性は、10日に陽性が判明した80代男性の同居家族。男性と県内の娯楽施設を利用した70代女性も陽性となった。

 南伊勢町に住む60代女性は、県内40例目のクラスターが発生した県立志摩病院に勤務する看護師。8日に一度陰性が確認されていたが、9日から発熱などの症状が現れたため、再検査したところ陽性となった。濃厚接触者は同居家族4人。

 玉城町の60代男性と亀山市の70代男性は、10日から発熱の症状が発生。2人とも県外への訪問歴はなく、県外の人との接触歴は調査中。玉城町の男性は9日まで出勤しており、濃厚接触者として職場関係者5人と同居家族、別居家族が1人ずつ特定されている。

 鈴鹿市の鈴鹿中央総合病院で発生したクラスターでは、入院患者の50代男性が新たに感染。男性は9日に一度陰性が確認されていた。

 また、県外に住む80代自営業の男性も感染。県は県外の所管の保健所へ入院調整依頼中。

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