伊賀地域を中心に、特殊な樹木伐採やせん定を請け負う「グリーンパトロール」の長川隆さん(59)が3月2日、樹上で伐採した枝や丸太をロープで運ぶ方法で、伊賀市摺見の清岸寺本堂背後の山の斜面にそびえる高さ約25メートル、太さ約0・6メートル、樹齢約100年のヒノキを切り倒さず〝解体〟した。

斜面にそびえるヒノキからクレーンを経て地上にロープが渡された

 2月中旬から、本堂の建て直し工事が始まった同寺。「本堂は新しくなるが、もしあのヒノキが台風で倒れてきたら大変」。かねてから気掛かりにしていた39代目住職の壽昭義さん(76)はこの機に伐採を決意し、グリーンパトロールに依頼した。

 周囲には檀家の大切な墓が並ぶ。傷つけることは許されず、根元から切り倒す方法はできない。そこで長川さんは、木に登って枝などを少しずつ切り分け、斜面下まで張ったロープにカラビナで吊るして滑らせ、安全に降ろす方法を選んだ。手配したクレーンでロープの一端を保持し、たるみを調整した。

切った枝葉はロープを伝って安全に地上まで運ばれた

 木に登った長川さんは、枝や丸太をロープに括り付け、チェーンソーで次々に切断。枝葉で生い茂っていたヒノキはやがて丸裸となり、幹も細かく切り分け、やがて一つの切り株に姿を変えた。集めた枝葉や木片はトラックで運び出された。様子を見守った壽住職は「木の伐採にこんな方法があったとは。本堂が新しくなっても、これで安心できる」と満足そうに話した。

 作業を終えた長川さんは「現場の状況に応じて、最善の伐採方法を考える。どんなに難しい場所でも、これまで諦めた事はない」と話していた。

大木伐採のプロ

 この道20年の長川さんは、大きくなりすぎた木を伐採するプロフェッショナル「空師」。クレーンなど重機が入れない狭い場所の木も、ロープを使った「ツリークライミング」の技法で安全かつ安価に処理できる。神社や寺院以外にも、一般家庭や企業からの依頼も多い。

 金額は現場の状況などによって異なる。見積無料。

過去の施工例

施工前

施工後

 問い合わせはグリーンパトロール(090・7432・0619)の長川さんまで。〈PR〉


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グリーンパトロール

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