伊賀署と県警生活環境課は5月15日、出入国管理・難民認定法違反(不法就労助長)と詐欺の疑いで、いずれもタイ国籍で伊賀市四十九町の工員、ムルマ・プラパーパン容疑者(39)とフクモリ・ナンプン容疑者(28)をそれぞれ逮捕したと発表した。2人とも容疑の一部を否認しているという。

 発表によると、同市上野桑町のスナックを経営していたムルマ容疑者は2016年11月ごろから18年10月ごろまでの間、不法残留のタイ人女性をホステスとして働かせた疑い。フクモリ容疑者は17年7月4日、同じ不法残留のタイ人女性と共謀し、市内の金融機関で他人に譲り渡す目的で自分名義の口座を開設し通帳1通をだまし取った疑い。

 2件の容疑に関係していたタイ人女性は今年1月に不法残留の疑いで逮捕され、供述から2人の犯行が発覚した。取り調べに対し、ムルマ容疑者は「働かせていたことに間違いないが、不法残留者とは知らなかった」、フクモリ容疑者は「譲り渡したことに間違いないが、最初は自分で使うために開設した」などと話しているという。