名張市消防本部は1月19日、名張市内で2016年に発生した火災や救急、救助出動件数などをまとめた。火災件数は12件(前年比4件減)と統計開始から最も少なくなった。

 集計は伊賀南部消防組合から市消防本部になった07年から行っている。
 火災の内訳は建物火災が6件(同3件減)、車両火災3件(同2件増)、休耕田などでのその他火災3件(同2件減)。負傷者数は建物火災での3人で、死者はいなかった。出火原因はたき火が3件と最も多く、他にも線香や電話線などが火元となった。
 一方、救急出場件数は過去2番目に多い3424件(前年比76件増)で、救急出場での医療機関への搬送者数は最多の3276人(同103人増)となった。「急病」による出場が2282件(同76件減)と最も多く、その内の2149人を搬送した。
 救助での出動件数は52件(同12件増)と増え、交通事故の他、建物や車の中に閉じ込められた事案で36人(9人増)を救助した。
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