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乳がん検診 隔年で受診を

三重乳がん検診ネットワーク・小林医師

 乳がん検診の重要性への理解は浸透しつつある一方、適切な受診についてはいまだ周知されていない。厚労省は2年に1回のマンモグラフィを推奨しているが、その根拠は何か。また、効果的な受診とは。三重乳がん検診ネットワークの小林茂樹医師=写真=に聞いた。

―マンモグラフィは2年に1回受けるよう言われているが、間隔を3年以上開けると、どういう問題があるのか。

小林「一般的に早期の乳がんが2倍の大きさになるのは約1年と言われている。受診間隔が3年以上開くと、受けていない状態に等しい。検診は一度受ければそれでいい、というものではない」

―ではなぜ、国は毎年の受診を薦めないのか。

小林「頻繁な検診受診には、メリットだけでなく、放射線被曝や過剰診断、心理的負担、費用などのデメリットも生じる。こうしたデメリットを抑え、乳がん検診受診によるメリットである死亡率減少効果とのバランスから、国は対策型検診の効果的な受診間隔を2年としている」

―ネットワークは昨年、9月に武道交流館、10月につつじが丘地区公民館、11月に比奈知地区公民館と3回、名張市内での講演会を実施している。

  小林「名張市は県内において検診受診率が低く、県と市の健康支援室から啓発の依頼があった。ネットワークの竹田寛代表が、乳がん検診の意義と効果について講演を行った。こうした機会に、正しい知識を得てほしい」

―参加者の反応はどうか。

小林「10月と11月の講演会参加者に対しアンケート調査を実施し、69件の回答を得た。講演会については8割以上の参加者が『役に立つ』と答えている」

―乳がん検診の受診経験や、受診の仕方についてはどうか。

小林「検診の経験があると答えた人は半数を超えた。だが問題なのは、受診の経験があっても前回の受診は3年以上前であると回答した人が半数以上いたことだ。この間隔では、早期のがんが進行がんに変わる可能性もある。2年に1回という間隔をきちんと守ってほしい」

―適切な検診間隔で受診することの他に、気をつける点は。

小林「何かはっきりした症状がある時は検診を待たずに、すぐに医療機関を受診することだ。検診は、症状がない状態で疾患を見つけるものだということを認識してほしい」

伊賀タウン情報YOU 2012年1月前半(571)号」より


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