乳がん検診の大切さ訴える ピンクリボンサポート女性の25人に1人が乳がんに…。乳がんの早期発見、早期治療を呼びかける企画です。

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輝け! 祈りの電飾

富貴ヶ丘 金つなぎの会


▲点灯したイルミネーションに見入る住民ら=名張市で

  〒…1992(平成4)年4月、大阪のフリーペーパー記者であった私に、会社の健康診断で乳がん(1期C)が見つかり、翌春には卵巣、直腸、虫垂他に3期(5か所転移)の進行がんも発症。卵巣がんの腫瘍マーカーCA125(基準値15〜35)は2134を示しており、家族への告知は「余命半年」でした。1年半に及ぶ抗がん治療は今と違って激烈な副作用を伴い、頭髪は抜け落ち、やせ細った体に色素沈着でどす黒い顔色をした私は、まるで別人でした。
 そんな闘病中に、肝硬変を患っていた夫がわずか4日間の入院であっけなく逝き、これからどのように生きれば良いのかを見失い、ほろほろと涙を流しながらひたすら家の片付けを続け、死ぬ準備をしていた18年前。息子たちが幼かったころ、クリスマスに飾ったイルミネーションが押し入れの隅に見つかりました。

     

不思議に心安らぐ

 思いついて、亡夫の鎮魂のため裏庭に飾り付け毎夜祈ったら、不思議に心が安らぐのを覚えました。翌年は3本に増やし、3年目には玄関に飾り付けて、道行く皆さまにも見ていただけるようにしました。
 夫の死後、全国紙に抗がん闘病記を連載。その読者を中心にがん患者会「がんを明るく前向きに語る・金つなぎの会」が既に発足しており、逝かれる病友の鎮魂といま闘病中の皆さまの安寧を願って、「鎮魂・安寧を祈る電飾」と明確な目的も定まりました。
 ご近所の皆さまも「今年も楽しませてもらいます」「うちの主人はこの青い星よ」などと喜んでくださっています。
 今年も、会創設以来頑張って来られた88歳の主婦、48歳で「生きたい!」と願って力尽き逝かれた高校教諭、63歳の団体理事、…多くの病友を見送りました。電飾は、今年あの世に向かう逝友の道しるべ、あの世からご家族に会いに来られる逝友がたの目印として毎夜6時から9時、年末30日まで輝き続けます。(名張市富貴ヶ丘1、広野光子)

伊賀タウン情報YOU 2012年12月後半(594)号」より

   

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