乳がん検診の大切さ訴える ピンクリボンサポート女性の25人に1人が乳がんに…。乳がんの早期発見、早期治療を呼びかける企画です。

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連載 第1回:三重乳がん検診ネットワーク

マンモグラフィで乳がん ストップ

全国平均検診率(17.6%)下回る三重県
さらに低い名張市・伊賀市
今、乳がんが増えている。早期に発見し、早期に治療することが重要だが、乳がん検診の受診率は全国的にも低く、三重県は全国平均17.6%を4ポイント下回る13.6%(全国38位)。伊賀地区は名張市5.8%、伊賀市9.1%とさらに低い。一人でも多くの女性に乳がんについての認識を高めてもらうため、「ピンクリボンサポート」を特集する。第1回は「三重乳がん検診ネットワーク」の活動を紹介──。

乳がん罹患者数と死亡者数

同ネットワークは三重大学医学部附属病院を中心に、県内約40の医療機関が一体となって、マンモグラフィ(乳房X線撮影)検診の普及を目指し、05年に発足したNPO法人。代表は病院副病院長の竹田寛教授。取り組みの中で最も注目されるのは、乳がん検診結果の共通様式の個人ファイルを作り、各医療機関と三重大学付属病院をネットワークで結ぶ「マンモグラフィ登録システム」。医療機関の壁を越えた全国初のシステムで、現在23医療機関が参加している。
受診者には、ID番号を記した登録カードが配布される。これにより、参加機関が受診者の過去のデータを共有できるようになった。05年7月から登録を開始した結果、毎月平均1000人ずつ増え、07年11月には登録者は約29000人を超えた。
これまで厚生労働省が発表する受診者数は市町村検診のみを対象としたものであり、職域検診や自己検診は含まれていない。同ネットワークの取り組みにより、県内すべての受診者数の把握を可能にした。
また、同ネットワークは、医師や診療放射線技師を対象としたマンモグラフィ撮影・読影講習会を主催したり、市町主催の健康まつりにも参加し、マンモグラフィ検診の重要性を住民に啓発するなどの活動も行っている。
受診率は、厚生労働省05年統計資料より

早期がん発見に有効
ネットワーク代表 竹田寛教授に聞く
─ネットワークに登録するメリットは何ですか?
竹田教授 別の医療機関でマンモグラフィ検診を受けても、結果が一つのファイルに個別に入力されますので、病院が変わっても個人の情報をトータルに把握できます。過去の情報を正確に得ることは大変重要です。  
─今までも、前の検診結果を別の病院に持参することはあったと思いますが。
竹田教授 結果の記入の仕方にばらつきがあり、あまり参考にならないものもありました。このシステムでは共通の様式のファイルへ結果を入力するようになっています。診断だけでなく次回の読影にも役立ちます。  
─個人情報を記入しますが、安全ですか。
竹田教授 検査の結果は、三重大学のコンピューターに厳重に保管され、外部に漏れたり公表されたりすることはありません。  
─市町村検診のみのデータだけでは不十分だということですね。
竹田教授 検診には職場で受けるものや、個人で受けるものもあり、市町村検診だけでは全体像がわかりませんし、対策も立てられません。

年に1度は検診を
─ところで、なぜマンモグラフィ検診が大切なのですか?
竹田教授 乳がんは早期に発見して治療すれば治ります。マンモグラフィは触診では分からない、早期のがん発見に有効です。
─マンモグラフィはどれくらいの頻度で受ければよいのですか?
竹田教授 原則として2年に1度はすすめたい。特に40歳以上の女性にはきちんと受けてほしいです。
─今後の目標をお聞かせください。
竹田教授 三重県在住の40歳以上の女性は約54万人。その半数である約27万人の登録が目標です。また、現状のシステムではマンモグラフィ検診の結果しか送受信できませんが、次の段階ではデジタル画像の送受信を可能にしたいです。それが実現して初めて受診者側、医療側に大きな利点が生まれるでしよう。


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