忍者の食べ物 その壱

「食は生薬なり」と食生活を重視
"五感"を高め、細身体に徹する

syoku-p192top.jpg

 近年、健康のために肉、魚、乳製品、砂糖などを食べず、玄米や野菜を中心にした自然食が欧州諸国や米国でブームだが、よく考えれば昔の日本人の食生活そのものだ。「薬食同源」とか「食は生薬なり」というように、昔の日本人は健康のために食生活を重視していた。それは忍者も同じだ。

主食は雑穀やイモ類

 主食としてよく食べていたのは、当時の普通の人と変わりのない、アワ、ヒエ、ソバなどの雑穀やイモ類。それに豆腐や味噌、梅干、野菜などをバランスよく食べていた。昔の一般庶民は麦や玄米が食べられれば幸せな方だった。

黒松など栄養の高い
木の実をよく食べた

 大陸の文化をよく知っていた忍者は、古代中国の仙人食「黒五」と呼ばれる黒米、黒大豆、黒カリン、黒ゴマ、黒松の実も食べた。黒色の食品には生命力を活性化させる作用があるという。  木の実もよく食べた。栄養価が高いことを経験上知っていたのだろう。シイ、クワ、グミ、トチ、クリなど。カヤの実は食べると体が温まるとされていた。とりわけ多く食べていたのは松の実。「五感を鋭敏にする」「若返りの効果がある」として好んだ。  忍者は食事に感覚を研ぎ澄ますことも求めていた。それにはいわゆる自然食が一番だったようだ。

つづき...忍者の食べ物 その弐

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.iga-younet.co.jp/mt/mt-tb.cgi/111