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2015年度の医療事故22件 名張市立病院が報告

 名張市立病院は12月14日、2015年度中に発生した医療行為中のミスや医療事故件数を発表した。医療事故は22件で、事故による高度障害が残ることや死亡に至るケースはなかった。15日から同病院のホームページでも公開する。

 重大な事故にはならないが医療事故につながる危険がある「レベル0」と「1」のミス「ヒヤリ・ハット」は909件で、昨年度比219件増と大幅に増加。医療事故に区分している検査の必要が生じた「レベル2」は14件と同16件減となった一方、事故で治療や入院日数が増えるなどした「レベル3」は8件(同6件増)と増加した。

 同病院の説明によると、ヒヤリ・ハットの増加は「情報共有から医療事故防止につなげないという意識が浸透した結果」。レベル3の医療事故の増加については、高齢の入院患者の増加が背景にあり、認知機能の低下などから徘徊やカテーテルなどチューブ類を自ら抜く事例が増え、治療や入院日数が増加したことが原因だという。

 レベル3の8件はいずれも高齢者の事故。膀胱留置カテーテルを使用していた入院中の80代男性が、環境の変化から見当識障害を生じ、点滴とカテーテルを自ら抜き、尿道が損傷したことから、泌尿器科医師のいる病院に搬送した事案などが発生。最長で1か月入院が長引いた事案もあった。

 同病院は「入院による環境の変化や治療での体の負担を理解できないことがあり、高齢者が適応することの困難さが生じているのが医療現場の現状。患者への転倒のリスクの説明や、家族へも協力の必要性の理解を求めていく」と話した。

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