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登録有形文化財に 名張・貝増家住宅主屋

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 国の文化審議会(馬淵明子会長)は11月18日、新たな有形文化財(建造物)に、名張市柳原町の「貝増家住宅主屋」を含む177件を文部科学大臣に答申した。今回の答申で同市の登録有形文化財(建造物)は17件になる予定。【答申された貝増家住宅主屋=名張市柳原町で】

 答申にあたり調査を担当した名張・まちづくりの会の岩見勝由理事によると、貝増家は木造平屋建ての建築面積114平方メートル。同家は初瀬街道から同市平尾の宇流冨志禰神社の参道沿いに位置しており、名張藤堂家の家臣だった3代目の為作が建造した武家屋敷。約2メートルと低く抑えられたつし2階の造りや白漆喰で塗りこめられた虫籠窓(むしこまど)などの特徴から、江戸末期から明治初期の建築と見られるという。

 他にも約12メートルにも及ぶ間口の広さや、正面に設けられた弁柄塗りの格子戸、かまどの煙を外に逃がすための越し屋根など、武家としての生活や当時を象徴する特徴を多く残す。玄関を入ると、右手には当時厩だった土間、左手には座敷4部屋があり、うち2部屋は当時のままで、奥には女中部屋も残されている。約30年前までは住居として使われていたが、現在では親族が営む週2回の学習塾に利用されている。

 岩見理事は「市内に残る数少ない武家屋敷として貴重。周辺に残る藤堂家城下町の商家などとあわせ、周辺の歴史的景観の維持に欠かせない建物」と話した。所有者で滋賀県内に住む主婦、貝増千賀子さん(67)は「ご先祖さまの家なので光栄。できる限り凜としたたたずまいを守っていきたい」と話した。

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