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子延の3代目水車 住民協力し新調 1年ぶりに回る 伊賀市上阿波

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 伊賀市上阿波の子延地区で11月29日、完成した3代目水車の竣工作業があった。14年前に改修した2代目が昨年末から老朽化で動かなくなっていたが、地元住民によって新調し、1年ぶりに勢いよく回り始めた。【完成した3代目の水車を見上げる子延地区の住民ら=伊賀市上阿波で】


 同市東部の子延地区には「大山田温泉さるびの」があり、年間を通じて県内外から入浴客が訪れる。1992年に造られた初代は、かつて同地区の5か所にあった水車による米つき(精米)を再現しようと、ふるさと創生事業の一環として現在と同じ公民館前に設置。それから四半世紀の間、山村の景観を保つ「子延のシンボル」として住民から親しまれてきた。

 3代目の再建に向けては、動かなくなった水車を寂しがる住民の要望を受け、今年4月に区長を中心とするメンバー19人の建設委員会が発足。作業には住民延べ約150人が参加し、96年に建てた時計台も支柱を木製からステンレス製に変えて修復した。

 スギ材を使用した水車は直径と高さが3・5メートル。釘は使用せず、側板や水受け板などは全て木のくさびで固定している。初代から製作に携わっている大工の中西宣幸さん(72)は「図面通りでも、組み立て前は棟上げのときと同じように緊張した」と振り返った。

 予算は水車が約100万円、時計台が約50万円で、地区で積み立てた基金から充てたという。西尾幸一区長(68)は「やっと完成の日を迎えた。住民の手づくりに価値がある。これからも、地元の人や温泉に来るお客さん、車で通りかかる人の癒しになってくれたら」と話した。

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