伊賀市出身の松生さんは、1933年に上野中学校(現・上野高校)を卒業。中学校の美術教師の傍ら創作活動に取り組み、1947年の第1回二紀展に入選したことをきっかけに、97年の51回展まで出品した。没後、作品の多くは市内の小中学校に寄贈されている。
同校に寄贈されたのは、昭和30年ごろのドイツを描いた「ローデンブルグの城門」と、奈良県橿原市の風景を描いた「香具山の見える村」のいずれも20号の作品2点。
この日の寄贈式では松生さんの長男で三重大監事の安彦さん(66)が、佐橋佳三同窓会会長と渡辺祐治校長から感謝状を受け取り「父は真摯(しんし)な画家で、自分の思いを風景にして作品に仕上げた。父の思いが子どもたちに伝わればうれしい」と話した。
作品は、校長室と廊下の2か所に設置されるといい、渡辺校長は「美術系の大学に進学する生徒も多いので、絵を見て少しでも感性を養ってもらえれば」と話した。


