伊賀市健康福祉部によると、確認書(案)の内容は両市担当者が協議し作成したもので、内容は機能分担の他、2011年度を目途に両市で構成する一部事務組合などを設立し、両病院の経営統合に努めること、5年後から10年後を目途に将来の医療動向を踏まえた場所に拠点病院を建設すること、の計3項目。
伊賀市議会の全懇で、内保市長は「上野総合市民では4月から内科医が2人減り、当面4月から6月までの救急輪番制を名張市立で一部カバーしてもらうためにも、この3つを進める方向付けがほしい」と説明。議員からは「6月まで輪番制が何とかなるのなら、今この確認書を交わす必要があるのか」「現場と市民、行政の思いにずれがある」「これを出さないと4月からの輪番制が成り立たない。苦肉の策では」などの意見が出た。
また、角田康一副市長は「昨晩(3日夜)、上野総合市民の職員にも確認書案を提示し、さまざまな意見を出してもらった。今後、現場と一緒になって具体案を作っていきたい」とも述べた。
内保市長は全懇終了後の記者会見で、4月から上野総合市民では内科医減少により、4月からの3か月間で救急輪番制に28日分の空きが発生する見込みで、うち約半分を名張市立で、残る半分を両病院のアルバイト医師らでカバーする見込みであることを説明。「確認書によって両病院の医師に理解を得たいということ。(名張市は)週明けにも締結したいとのことだが、今の状況ではもう少し時間がほしい、と答えたい」と話した。


