松明講では毎年3月12日に、翌年のお水取りで使うたいまつを寄進しており、近年では極楽寺の檀家に加え多くの市民も参加。さる2月11日には、同寺近くの山からヒノキの大木を切り出してたいまつに加工し、3月10日には同寺近くの道観塚で、たいまつの完成を報告する法要も営まれた。
一行は、12日午前6時に同寺を出発。5基のたいまつを交替で担ぎ、農道や山道が続く旧笠間小学校(宇陀市室生区上笠間)までの約10キロを歩いた。現地では、地元住民有志によって猪汁などが振る舞われ=写真右=、参加者らは体を温めてバスに分乗し、東大寺を目指した。
初めて参加した名張市つつじが丘北3番町の古川正昭さん(67)は「久しぶりに山道を歩いて、すがすがしい気持ち。伝統ある行事に参加できてよかった」と話し、5回目の参加となった同市つつじが丘南4番町の多田耕治さん(68)も「歴史を見聞きしながら歩けるいい機会」と汗をぬぐっていた。


