島ヶ原観光協会などによると、大餅つきは、「節句之頭(せきのと)」と呼ばれる5つの講で行われるが、中井さんの家が属する講「元頭(えとう)村」だけは、桜の木でできた複数本の「千本杵」でつく風習が残っているという。
この日は午前9時ごろから、中井さん方の庭先で約60キロの餅米を蒸して5つの大餅などをつき上げ、時折「エトォー、エトォー」という掛け声とともに餅を高々と掲げた。
つき上げた餅は、シュロの繊維を編んで作り、野菜で目や鼻を付けた「鬼頭」、枝が5本に分かれている「五枝末」などとともに、11日午後2時ごろからの「練り込み」で正月堂に奉納される。


