
名張市は2月16日、2010年度の当初予算案を発表した。4月に控えた市長選前の骨格予算ながら一般会計は233億4300万円と、09年度当初予算と比べると4・8%の増となった。子ども手当給付費や選挙費などの義務的経費の増加が主な要因で、義務的経費の増加分17億7000万円を除くと予算額は215億7300万円となり3・1%の減となる。特別会計、企業会計を合わせた総額は466億8713万円。亀井利克市長は同日の記者会見で「特色ある予算ではなく、あくまで骨格の暫定予算」と話した。23日開会の定例議会に提案する。

歳入は市税が96億5960万円。厳しい雇用情勢や企業業績の低迷で、前年度当初比3億3240万円、3・3%の減と見込む。更に、財源不足に対応するため、東山墓園管理基金から3億5000万円を借入れるのをはじめ、財政調整基金などを取り崩して財源に充てている。

歳出は子ども手当て給付金と児童手当給付金合わせて13億4604万円。4月の市長選をはじめ、市議会選、参議院選の選挙費などで1億3127万円となっている。
市の借金となる市債の残高は10年度末の見込み額で290億9987万円。市民8万3046人(2月1日現在)の1人当たりに換算すると、約35万円の借金となる。
新規事業としては、台風18号の被害復旧などを目的にした赤目の渓谷整備事業(728万円)、延べ9万5935人を対象とした子ども手当給付費(12億4715万円)、比奈知地区の農業集落排水施設整備事前調査事業(770万円)など。
また、10年度予算案などを審議する名張市議会の3月定例会の日程が決まった。2月23日から3月15日の21日間で、一般質問は2月26日、3月1、2日の3日間。