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不法投棄問題との闘いつづる 吉田ミサヲさんが2冊目の本

100217.jpg 産業廃棄物の不法投棄問題などに尽力してきた、伊賀市木興町の吉田ミサヲさん(78)が、2002年ごろからかかわった不法投棄との闘いをつづった本「おとちゃん見ててな」を、誕生日の2月25日に合同出版(東京都)から出版する。長年連れ添い、ともに闘ってきた夫・正昭さん(00年死去)に捧げる1冊だ。【出版の喜びをかみしめる吉田さん。正昭さんの遺影とともに=伊賀市木興町の自宅で】

 吉田さんは、脳内出血を患った正昭さんの療養のため、1986年に奈良県から市内の住宅地「上野ニュータウン」に転居。しかし、近隣で産廃の野焼きを行っていた業者との闘いや行政との葛藤に苦悩する日々が続いた。2000年に創業禁止の勝利判決を勝ち取ったが、その数か月後に正昭さんが死去。01年、12年間の闘いをつづり、最期の言葉を冠した本「おかちゃん、おおきに」(同社刊)を出版し、全国的に大きな反響を呼んだ。

 2冊目となる今回の本には、勝利判決後にあった業者の処分場増設にかかわる地域住民とのあつれきや行政との争い、新たに分かった古畳や木くず、墓石の不法投棄との闘いなどを詳細に書きつづった。多くの人の協力も得て、地域の環境を守りたいと願う吉田さんの思いが込められている。

 吉田さんは昨年1月から執筆作業に入り、400字詰め原稿用紙235枚に書き上げた。取り組んだ動機については「裁判に勝ち、ゆっくりできると思った矢先の出来事だった。書き残さないといけない、夫に報告したいと思った」と話し、「あきらめずに前を向いて闘い続けてきてよかった。まだ解決していない問題もあり、命の続く限り仲間の皆さんとがんばり続けたい」と力強く語った。

 「おとちゃん見ててな」は、25日から全国の書店で発売予定。1500部発行され、サイズは四六判、199ページ建て。定価1470円。

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