伊賀市島ヶ原の観菩提寺正月堂で毎年2月11、12日に行われる県無形民俗文化財指定の伝統行事、修正会(しゅしょうえ)で奉納される供え物「節句盛」の複製品一式が、地元にある島ヶ原温泉やぶっちゃのロビーに展示されている。見学自由。【展示されている「節句盛」のレプリカ。左端は「鬼頭」と「大餅」=伊賀市島ヶ原で】
鬼の頭部をかたどった「鬼頭」は、竹製の型をシュロの皮で覆った顔にミカンで目を付け、角や耳なども飾り付けたもの。他に、直径30センチほどもある「大餅」や、枝が5本に分かれている「五枝末」などが並び、行事を写真で説明したパネルも展示している。期間は2月12日まで。
修正会は、1300年ほど前から島ヶ原地区に伝わる、五穀豊穣や厄除けを願う行事。毎年、2月9日には、「頭屋」と呼ばれる役を務める家に住民が集まって千本ぎねで餅をつき、11日の「大餅会式」では、地区の男衆の行列が節句盛を手に正月堂へ練り込む。12日は、僧侶らによる「韃靼(だったん)行法」でクライマックスを迎える。


