同市教委生涯学習室によると、旧初瀬街道に面して建つ同店舗は、江戸時代末期の建築と伝わり、1853年に奈良県から移住した初代藤井弥蔵さんが菓子店を開業。1959年の伊勢湾台風で床上まで浸水したが、その後も改修を重ね、現在は5代目の善子さん(49)に受け継がれている。
建物は木造厨子2階建てで、漆喰(しっくい)塗りの白壁や虫籠窓、煙を出すための越屋根などが特徴的。土間には建築当初からあると伝わるかまども現存している。善子さんは「代々商売を続け、大切にしてきてくれた建物。これからももっと大切にしていきたい」と話した。


