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容疑者Xの献身

2009 年9 月15 日


 東野圭吾の大人気小説「探偵ガリレオ」シリーズ初の長編で、第134回直木賞に輝いた同名小説を映画化。主人公のガリレオこと湯川を演じた福山雅治、彼とコンビを組む新人刑事役の柴咲コウをはじめ、テレビドラマ版のスタッフ・キャストが集結。テレビ版では、少し派手な要素を取り入れ娯楽的に作られていましたが、本作はタイトルにガリレオの名前がないようにテレビの延長上の商業映画ではなく、原作に忠実に、犯人の心理、人間の思考といった人間のドラマを描いた秀作でした。

 ストーリーは、惨殺死体が発見され、新人女性刑事・内海(柴咲コウ)は先輩と事件の捜査に乗り出す。捜査を進めていくうちに、被害者の元妻の隣人である石神(堤真一)が、ガリレオこと物理学者・湯川(福山雅治)の大学時代の友人であることが判明。内海から事件の相談を受けた湯川は、石神が事件の裏にいるのではないかと推理するが......。

 リードでも触れましたがテレビドラマならトリックをガリレオこと湯川が解決して終わってしまうのですが、今回は小説の中にも見られる巧みな心理描写、人間の心を表現し、事件以外のところがとてもよくできていました。確かに登場人物は少なく、石神と湯川の関係、石神と被害者の元妻(松雪泰子)との関係、そして社会のひずみに生きる人たちが抱く感情など、これが東野圭吾の小説だと思わせる幾重もの感情の網の目が張り巡らされ、見終わった後にはすっきり感よりはいろいろ考えさせられる作品でした。

<データ>
公開年 2008
監督 西谷弘
出演 福山雅治、柴咲コウ、堤真一、松雪泰子 など

Writer: 副部長K

副部長のマイつぼのコーナー

今回取り上げるのは、小説家”東野圭吾”。近年、映像化の多い作家として名前が挙がるミステリー作家。映画では「手紙」「G@ME」、「秘密」など、テレビドラマでは「白夜行」、「流星の絆」など数多くの原作になっています。推理作家ではあるのですが、事件の謎解きだけなく、複雑に絡み合った人間同士の心(感情)の糸も同時にほどいてしまうような、作品が多くあると感じます。そのため、犯人に驚くだけでなく、犯行に及んだ時の流れやその時の感情なども明かされるのでさらに驚きのエンディングが訪れ、読む者を飽きさせない作家さんです。今後も映像化される作品も決まっているので楽しみです。

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